先輩は鞄から小さいリボンに包まれた箱を私に渡す。
………?
「開けてみ?」
先輩に言われると私はリボンをほどき箱を開ける。
すると
……………!!
出て来たのはシルバーリング。
私はシルバーリングを取り見つめる。
シルバーリングには
クローバーが刻まれている。
可愛い……。
「先輩、ありがとうございます!」
私は先輩に笑って言う。
すると
「つけてあげるよ。」
先輩はそう笑って言う。
私は左手を先輩の前に差し出す。
すると
……え……
先輩は私の左手の薬指に指輪をはめた。
私は左手の薬指を見つめる。
「もう俺も愛ちゃんも今日から結婚できる年なんだよ。」
先輩は私に言う。
け、結婚?
「まぁこれは予約。愛ちゃんは俺だけのって証拠だよ。」
先輩が言う。
―――キュン……
せ、先輩っ…


