「可愛い。」
ふれあいコーナーに行くと私と先輩はモルモットを抱っこする。
「本当可愛いなぁ。ポケットに入れて連れてみたくなるよね。」
先輩はモルモットを抱っこしながら言う。
―――ドキン
………わっ………
モルモット羨ましいなぁ…
………って私のバカ!!
何考えてんのさ…
「愛ちゃんも抱っこされたい?」
先輩は私に聞く。
……え……
「な、何言ってるんですか…」
二人きりなら大歓迎なんだけど……
ここじゃ……
「モルモットに妬いたかなぁって思って。」
先輩は笑って私に言う。
「……うっ……」
確かに羨ましいけど…
「図星。」
先輩はそう言うと笑う。
「せ、先輩っ…」
「大丈夫。後で愛ちゃんはもっと可愛がるから♪」
先輩がにやっと笑って言う。
か、可愛がる!?


