すると



「……愛ちゃん。」


「は、はい。」


先輩は突然私を呼び真剣な表情で見つめる。

先輩…?


「俺と莉奈がキスして妬いたんだよね?」

先輩は私に聞く。

私は頷く。


「だったら忘れさせてあげるよ。」


先輩は一瞬にやっと笑って言うと私にいきなりキスをした。


だけど


………!?


「……んんっ…」


激しい!?



どうしよう…


心臓がおかしくなる。


私は先輩のワイシャツの裾を必死に掴む。


普段は優しい先輩。


でも


こんなキスもできちゃうんだ…。


先輩が唇を離すと私は顔を熱くさせ下を向く。


「せ、先輩…」


私もうだめかも…


先輩に完璧夢中です。


ドキドキしてるの私だけかな…。


「愛ちゃんの反応可愛いよ。俺、止められなくなりそうじゃん。」


先輩はそう言うと私のおでこにキスをする。

先輩は私をドキドキさせるプロだよ。