―――ガラッ


「……愛ちゃん!!」


放課後になると先輩が来た。


「せ、先輩ーっ。」



私は先輩の所に駆け寄る。



「やっぱ怒られた?5時間目。」


先輩は私に聞く。


「はい。すみません…先輩がせっかく手振ったりピースしてくれたのに…」


私は先輩に言う。


すると


「ごめんな。先生怖かった?」


先輩は私に聞く。


「先輩は悪くないです。先生怖かったですよ。」


私が言うと先輩は私の頭を撫でる。


「愛ちゃんいじめるなんて許せねぇな。」


せ、先輩…


「だ、大丈夫ですって!先輩の顔見たらもう大丈夫です。」


私が言うと先輩は笑う。


「そっか、よかった。」


先輩、優しいんだから……



「帰りましょう。」


私は先輩に言う。


私が言うと先輩は私の手を握り歩き出した。