「そろそろ行かないと。次、体育だし。」


先輩は食べ終わると言う。


「……え……」


もう?


もっと話したいのになぁ……。




「そんな寂しそうな顔するなって。愛ちゃんもグラウンドに連れて来たくなるじゃん。」


……え……

先輩は私の頭を撫で言った。


先輩……。


「グラウンドから手振るよ。」


先輩は笑って言うと私のおでこにキスをして言った。


………!?


せ、先輩っ……


「じゃあね。」



先輩はそう言うと教室を出た。


先輩……。


大好きすぎです。




「愛ちゃん?おーい。」


美香ちゃんが私の名前を呼ぶ。


先輩にいきなりおでこにキスされた私は固まったまま。


「だめだこりゃ。」


歩ちゃんが言う。


私の顔はずっと熱くて…


やばいよ……先輩。



本当大好きだよ……。