―――ガラッ。


「愛ちゃん!」


「あ、先輩♪」


―――昼休みになると先輩が私のクラスに来た。


私は先輩の所へ駆け寄る。


「やっぱ噂本当なんだ…」

「日向さんと先輩なんてやだぁ……」


途中みんなのひそひそ声が聞こえたけど……


気にしないもん!!


先輩と私は付き合ってるんだもん。


両思いなんだもん……



「お弁当ある?」


先輩は私に聞く。


「はい!」


「じゃあ食べようか。愛ちゃんの席どこ?」


「えーっと…」



私は自分の席、先輩はたまたま空いてた私の隣の席に座る。


みんなはそんな私らをじろじろ見る。


そんな中、先輩は…


「ん!美味い!さすが愛ちゃん♪」


私の作った弁当を食べ笑って言う。


先輩……。


「将来は俺のお嫁さん確定だな。」


先輩はそう言うと私の頭を優しく撫でる。


先輩……。


お嫁さんだなんて……