先輩は予告通り本当に来た。



一時間目の休み時間だった。


――ガラッ


「愛ちゃんいる?」


「きゃああ!!」


女子達は先輩が突然教室に入って来たら黄色い声をあげた。


せ、先輩…


本当に来た……。


私は先輩に近付く。


「ほ、本当に来てくれたんですねっ。」


私は先輩に言う。


「約束したし。愛ちゃんと友達になりたくてさ。」


きゃああ……


あー…もう倒れちゃうかもだよぉ。


先輩が目の前にいるんだもん!!


友達になりたい言ってくれたんだもん……

あー…もぉ…心臓やばいし……。


「は、はい。お友達になりましょ。」


私が言うと先輩は笑う。


……え……


「愛ちゃんって本当可愛いね。」


……え!?


この言葉で心臓ヒートアップ。


やばいよぉ…貧血起こしちゃいそ……


顔、本当に熱いよっ。