彼女は可愛いわんこチャン☆



―――翌日。


「これでよしっと。」


髪をゆるく二つに結ぶと私は家を出た。


普段は下ろしてるんだけどたまにはヘアーアレンジも良いかなぁなんて。



本当は先輩意識してるんだけど。



先輩の反応が気になるよぉ。






――公園に着くと先輩はもう先にいた。


「先輩ーっ!!」



私は先輩を見つけると抱きつく。


………あ………


「す、すみませんっ…」


私は慌てて離れる。


わ、私ってば……


すると


「愛ちゃんやっぱりわんこちゃんだな。」


先輩は笑って言う。


「へ?」


「今の、飼い主になつっこい犬みたいだった。」


「……え……」


ま、マジ?



「別に謝らなくてよかったのに。俺は全然嫌じゃないよ?」


先輩は笑って言う。


せ、先輩……。



「は、はい……」


犬っぽいのか…私……。