「それ以上は今度。」


唇を離すと先輩は私の頭を撫で、にやっと笑って言う。


せ、先輩っ……





先輩と本当にキスしちゃったんだ……。


先輩のせいで熱がなかなか引かない。


「愛ちゃん…?」



さっきからずっとぼーっとしてる私を先輩は心配そうに見つめる。



「先輩…顔本当に熱いです。」



私は先輩に言う。


すると


「本当愛ちゃん可愛くて仕方ないよ。あんま可愛いと俺襲うよ?」


「……え!?」


私は慌てて先輩から離れる。


「あはは。大丈夫だって。キス以上は愛ちゃんがもう少し大人になったらな。」


……え……


「大人…?」



「そう。愛ちゃんまだ子供だから。」


こ、子供!?


やっぱり女に見られてない?


「子供扱いしないで下さいぃ…」


私が言うと先輩は笑った。