お菓子に浮かれるとか子供!?
やばい……かなり緊張してきた。
そんな私の気持ちに関わらず……
「…着いたよ。」
先輩が言った。
え!?もう!?
コンビニから結構近いんだ…。
先輩の家は普通の一軒家だった。
―――ガチャ…
「お、お邪魔になります…」
緊張して変な言葉を使いながらも私は先輩と上がる。
家の中は妙にしーんとしている。
「あの…家族の方は?」
私は先輩に聞く。
「ん?いないよ。二人とも今仕事。」
……え!?
じ、じゃあ…
「ふ、ふ…二人っきりって事ですか?」
私が聞くと先輩は頷く。
う、うそ……。
緊張ヒートアップなんだけど!?
「俺の部屋あそこだから待っててくれる?お茶持ってくから。」
先輩は自分の部屋を指さし私にそう言うとリビングへ消えた。
や、や、や…やばいよぉ。


