「愛ちゃんこれ良くない?」
「かっこいいですね!」
私と先輩はビルに入ると色々な店を見て回った。
結局、何も買わなかったけど
お互いどんなのが好きかわかったからよかったかな…。
そこまではよかった。
だけど
「俺んち行く前にコンビニでお菓子買おうか。」
ショッピングビルを出ると先輩が言う。
「は、はい…」
本当に…先輩の家行くのかぁ。
先輩のお母さんいたらどうしよう……。
ドキドキ。
だけど
「五百円あげるから何か好きなの買って来ていいよ。」
先輩はコンビニに着くと私に言う。
五百円!?
「あ、ありがとうございます。」
私は笑って言うと好きなお菓子を選ぶ。
ある意味子供……。
「よかったね。好きなの買えて。」
コンビニを出ると先輩は笑って私に言う。
はっ…私のバカ!!
これから先輩んちに行くんだった!!


