だけど
見たがってた先輩より私のが泣いてしまい……
号泣………。
「愛ちゃん大丈夫?」
「す、すみません……ック」
終わると先輩と私は映画館の中の椅子に座り休む。
「愛ちゃん泣き顔可愛い。」
先輩は笑って言う。
「ふぇ…先輩…」
私は先輩を見つめる。
すると
――グイッ
………!?
先輩は私を自分の方に引き寄せた。
先輩の香水の匂い、温もりにドキドキする。
「せ、先輩…?」
「愛ちゃんって本当わんこちゃんみたいに可愛いわ。」
先輩は私に言う。
わ、わんこちゃん?
「せ、先輩っ…」
「しばらくこうさせて。」
先輩はそう言うとしばらくそうしてた。
心臓はいつも先輩がおかしくさせる。
先輩だけが私をドキドキさせる事をできる。


