先輩との待ち合わせ場所には気合いを入れすぎたため早く着いた。
だけど
………え………
先輩はもうすでに来ていた。
私服…かっこいいなぁ。
「せ、先輩っ。」
私は先輩に近付き先輩を呼ぶ。
先輩は私に気付くと私を上から下まで見る。
……え……
へ、変かな…?
「先輩?」
私は先輩を見る。
すると
「愛ちゃん可愛すぎだから。」
先輩が言う。
せ、先輩……。
「せ、先輩もかっこいいです。」
私も言う。
い、言っちゃった。
すると
「あ、ありがと。よし、行こうか。」
先輩は少し照れてそう言った。
「は、はい。」
私と先輩は並んで歩き出す。
デート…なんだよね。
本当心臓やばい。
だけど
――ギュッ
…………!?
先輩はいきなり私の手を握った。
せ、先輩!?


