そんな一部始終を話すと…
「家って大丈夫なわけ?」
美香ちゃんが言う。
「先輩だもん。大丈夫。」
大丈夫だよ。
「いやいや先輩も一応男子だよ?」
美香ちゃんが心配する。
「大丈夫。先輩は何もしないって言ったし。」
私は笑って美香ちゃんに言った。
明日…デートドキドキだなぁ。
「やっぱりスカートとかワンピかな?」
家に帰ると明日のデートの用意。
可愛いらしい女の子らしい服を選び
明日に向け肌も手入れしたし。
ドキドキだよ!!
先輩とデートなんて……。
あー…上手く行くといいな。
そう願い私は眠った。
――翌日。
髪をゆるく巻き、メイクも少しして、いつもよりヒールの高い靴を履き私はドキドキしながら先輩に会いに行く。
心臓のドキドキはいつもよりひどく感じた。


