か、可愛い?


「出席番号まで言うなんて丁寧だね。」


先輩は笑って言う。


……あ……


「わ、私ったら…」


何やってんだぁ……



「俺のマネージャーは無理だけど、友達ならいいよ?」


先輩は私に言う。


………え…………


「友達……?」


「そう。だめ?」


――ドキン。


先輩は私を見つめる。


「い、いいですよ…」



私が言うと先輩は笑う。


うそ……。


いきなり先輩から友達になろうなんて……



嬉しいなぁ。


先輩と友達……。


「じゃあ後で愛ちゃんのクラス行くよ。よろしく。」


先輩はそう言うと私の頭を軽く叩いた。


先輩……。


今、顔赤いかな……。


本当嬉しい。



先輩の友達……



友達………。


「じゃあまた…」


私は先輩にそう言うとドキドキして顔を熱くさせたまま教室へ行った。