「拒むかと思ってたから…。」


先輩……。


「先輩が喜ぶならこれくらい平気です。」


私は笑って言う。



すると


――ギュッ


………!?


先輩はいきなり私を抱きしめた。


せ、先輩ーっ。



「愛ちゃん本当可愛い。」


……え………


私の顔はみるみる熱くなり心臓はやばくなる。


「せ、先輩っ…」


みんなに見られちゃうよぉ?


「よくできたね。よしよし。」


先輩は私の頭を撫でる。


せ、先輩っ……


「やっぱり着替えて来て?愛ちゃんのカッコ、みんながじろじろ見るのやだから…」


……え……


先輩?


「……え……」


「愛ちゃん可愛すぎだから。」

……え……

先輩は私の体を離し私を見つめる。


「後で教室行くから着替えて待ってて?」


……先輩…?