その時はすぐに自分が恋したなんて気付かなかった。
だけど
毎日…朝と放課後、先輩を走ってるのをよく見かけて…
ドキドキしていくうちにわかった。
だから
気付いたとたん私はというと……
「あ、あの!マネージャーって今募集してますか!?」
早朝、グラウンドで一人走り込む先輩に勇気を出して私は話しかけてみた。
「ごめん。今、マネージャーいっぱいだから…」
先輩は立ち止まり私に言う。
初めての先輩との会話…。
「そ、そですか…。」
先輩モテるもんね…。
先輩の側にいれたらなぁ思ったのに…
だけど
「君、一年だよね?」
先輩は私に聞く。
「あ、はい!一年二組、28番、日向愛です!」
私が言うと彼は笑う。
「……え………」
な、なんで笑うの!?
「愛ちゃんね、可愛いね。」
―――ドキッ。


