「愛ちゃんをこの学校に置いてくの不安だな…」


先輩が言う。


「私も先輩と離れちゃうの不安です…」


私は先輩に言う。


すると


「大丈夫。俺は愛ちゃんのだから。絶対愛ちゃんに一途だよ。」


先輩が笑って言う。


先輩…。



「そうだ。」


先輩は私の体を離し、胸ポケットからボタンを取り出した。


……え………


「第二。愛ちゃんに絶対あげたくて隠してた。」


先輩はそう言うと私にボタンを渡した。


先輩……。


「ありがとうございます。先輩、大好き…。」


私がそう言うと…


「愛ちゃん、本当可愛すぎっ…」


先輩はそう言うと人がいるのにも関わらず私にキスをした。



大好きな大好きな優しいキス。


何度も何度も先輩は私にした。


先輩が好きで好きで…


先輩以上なんてもう一生現れないって思った。