「はい、どーぞ。」

私が席につくと先輩はケーキの乗った皿とフォークを私に渡す。


「ありがとうございます。」


私は笑って言うとケーキを食べる。


「紅茶で良い?」


先輩は私に聞く。


「はい!」


私が言うと先輩は紅茶をカップに注ぐ。




「美味しい…」


私は紅茶を一口飲むと言う。



すると


――ポスッ。


先輩は私の頭に何か被せる。


「先輩…?」


私は先輩を見る。


「……サンタ帽子。似合うよ。」


先輩は笑って言う。


私は鏡を鞄から取り出し見てみる。



……わ……


「可愛い!」


私が言うと先輩は笑う。


「愛ちゃん本当可愛いなぁ。」


先輩が笑って言う。


先輩…。


「そうだ、クリスマスプレゼント。」


先輩は私にプレゼントを渡す。


「へ?」


「開けてみて?」


先輩が言うと私はプレゼントを開ける。