すると


「俺はもう愛ちゃん以外好きになれない。お前がどんなに頑張ってもだめだよ。」

先輩は莉奈さんに言う。


「……っ……」



「俺の中の1番は愛ちゃんだから。」


先輩は莉奈さんにはっきりと言った。



「分かったわよ。もう…諦めるから!!」


莉奈さんはそう言うと私を一瞬睨み、教室を出た。


莉奈さん……。


「解決かな…。」


莉奈さんが出て行くと先輩が言う。


後は


私だけか…。






「愛ちゃん、文化祭一緒に回ろう?」


先輩が私に言う。


「はい!あ、でも友達は?」


私は先輩に聞く。


「大丈夫だって。久々に愛ちゃんとデートしたい。」


先輩が言うと私は笑った。




美香ちゃんにメールすると美香ちゃんは喜んでオッケーしてくれた。


そして私と先輩は文化祭を一緒に回った。


楽しくて幸せな日だった。


先輩と仲直りできて良かった…。