―――先輩のクラス。
先輩のクラスはたまたま使われてないらしく誰もいないという事で今、私達はそこに来た。
あれから
ずっと話してないよ…。
先輩はずっと黙ってる。
話さなきゃ…
「先輩、ごめんなさい…」
私は先輩に謝る。
ずっと下を向いてた先輩は私を見る。
「裕君とは何もありませんから…」
私は先輩に言う。
先輩は黙ったまま。
先輩……。
「離れてる間、先輩は私の事忘れちゃいましたか?」
私は先輩に聞く。
先輩とこのままは嫌。
でも
もしだめだったら…
先輩は黙ったままだ。
先輩……
「さよなら…」
私は涙目で先輩から離れようとする。
すると
―――ギュッ
…………!?
―――ドキッ
「忘れるわけ…ないよ。」
先輩は私を後ろから抱きしめ言う。
先輩……。