「………っ………」
裕君が唇を離すと私は唇を手で押さえる。
裕君……?
どうして…?
すると
…………え…………
私の目の前を先輩が過ぎるのが見えた。
え!?
私の目に映る光景は
先輩が裕君を殴るという嫌な光景。
「せ、先輩!?」
見たんだ……。
「お前…何してんだよ。」
先輩が裕君に言う。
すると
「あんたから愛奪おうとしてたの。」
殴られたというのに怖がらず裕君が笑って言う。
ゆ、裕君……?
すると先輩は裕君をまた一発殴ると私を見た。
……え……
先輩の目はいつもより冷たい。
「…昨日見たんだ。愛ちゃんがこいつと家から出て来る所…」
先輩が言う。
「……え……」
「どういう事…?」
先輩は私に聞く。
「そ、それは…」
私は言いかける。


