彼女は可愛いわんこチャン☆



「先輩…?」

私は先輩を見つめる。

らしくないよ…?

何かあったの…?


「ごめん、妬いた。」


「へ?」


先輩?



「昨日、見たんだ。愛ちゃんがあの従兄弟と手繋いで歩いてるの…」



……え……


「き、昨日…突然遊びに来て。街案内してって言われて連れ回されてただけです…」


私は先輩に言う。


「分かってるよ。愛ちゃんの表情からして分かった。でも、あいつがまた愛ちゃんを諦めてないって分かると…」


先輩……



「だ、大丈夫です。私は絶対先輩から離れないです。」


私は先輩に言う。



「うん。ごめん、俺…独占欲強いよな…」


先輩が言う。


「いえ…安心します。先輩に想われてるって分かると。」


私は先輩に笑って言う。


すると


「ありがとう。」


先輩は私の頭を優しく撫でると優しく私にキスをした。


さっきとは違う。


先輩には言えない。


本当の事……。