彼女は可愛いわんこチャン☆




「愛、案内してよ!」


裕君はそう言うと私の手を引く。


「ゆ、裕君!?」



裕君は私を無理矢理家から連れ出した。


結局、私は地元を案内する事に……。



先輩に見られたらやだな…。



「ここがパン屋さんだよ。」


「おー!」



裕君はずっと私の手を握ったまま。



裕君〜。


「お、あそこにゲームセンターある!行こうよ、愛!」


「ゆ、裕君〜!?」




裕君に連れてかれた…。



裕君に付き合い私はいっぱいゲームをした。



裕君にこれから毎日振り回されるのかな……。




―――ガチャ……


「はぁ…」


家に戻ると部屋に行き、ベッドに倒れ込む。




裕君がまさか家に来るなんて……。


温泉の一件があってから


複雑だよ…。


裕君は私を諦めないみたい…。


私は先輩だけなんだよ…。