彼女は可愛いわんこチャン☆





「なんで?」



私は裕君に聞く。


「いやぁ、どうしても中学合わなくてさ…こっちに通う事にした。」


「……はい?」


い、いきなり?


「だからここに俺も暮らすから。」


「……え……」


裕君と言えば


温泉で先輩をイライラさせた超本人。



先輩が知ったら……



「父さんと母さんがこっちに来るまでよろしく!」


裕君が笑って言う。


「えー!?」


マジで……?



「俺、諦め悪いから。愛は俺のにする!」


「えー!?」



そ、そんなぁ……



「お母さんは?」


私は裕君に聞く。


「買い物中。二人っきりだね、愛。」


裕君が笑って言う。



どうしよう……。



先輩には内緒にすべきだよね。



受験勉強頑張るって時に不安にさせたらあれだし……。


でも


いつまで裕君いるんだろ……。