彼女は可愛いわんこチャン☆




「へ、返信しなくてごめんなさい。先輩は悪くないです…。」


私は先輩に謝る。


「大丈夫だよ。愛ちゃんのクラス行きたかったのは俺も話したかったからだよ?」


先輩は私に言う。


……え……


「先輩…」


すると


「雨宮。その子お前の知り合い?」


――ビクッ

さっき私の事を見てたチャラ男っぽい人が先輩に聞いた。


「うん。大事な子だよ。ナンパだめだからな?」


………え…………



だ、大事な子!?


せ、先輩?




「あの…?」


私は先輩に声をかける。


「よし、移動するか。ここじゃ落ち着かないしな。」


先輩はそう笑って言うと歩き出した。


「せ、先輩っ…」


私は先輩を追いかけた。



大事な子……。



先輩はなんでそんな事を?



気になるよぉ……。


先輩………。