――ガラッ……
「先輩っ…」
私は部屋に戻る。
先輩、機嫌治ったかな…
だけど
先輩はぼーっとしたまま。
先輩……?
「先輩、今日花火大会あるんですって!!」
私は笑って先輩に言う。
「ん?ああ…」
「一緒に行きましょうよ。」
私は笑って言う。
「うん…。」
先輩…やっぱり……
「先輩、どうしたんですか?昨日から…」
私は先輩に聞く。
「……え……」
先輩は私を見る。
「寂しいです…」
私は先輩に言う。
もうやだよ……。
「愛ちゃん…」
「私、先輩に嫌な事しましたか…?」
私は先輩に聞く。
「……愛ちゃんは悪くない……」
先輩が言う。
……え……
「先輩…?」
「俺がだめなんだ…。」
……え………


