「せ、先輩っ…」


「愛ちゃんは可愛いわんこちゃんだから!」


先輩が言う。


だから


わんこちゃんって何〜!?


「……う……」


「…あ、さっきのジェットコースター発見!」


先輩が窓の外を眺め言う。


私も窓の外を見る。


気がついたら夕日が私と先輩を照らしていた。


「愛ちゃん、隣行っていい?」


「へ?」


先輩は私の隣に来る。


先輩…?


私は先輩を見る。


すると先輩は携帯を取り出し…


「……はい、チーズ♪」


……と笑って言って私を撮った。


先輩〜!!


「い、今…絶対変な顔してたかもです!」


「いや、可愛いよ?」


「……う……」


「待受変えようかな。でも浴衣の愛ちゃんの待受も良いしなぁ。」


先輩が笑って言う。


……え……


「ま、待受…浴衣の私なんですか!?」



私は先輩に聞く。