「旅館からそんなに遠くないし。」


「は、はぁ…」



「嫌?」


先輩は私に聞く。


「い、いえ!行きましょう!」



私は先輩に笑って言う。


そう


言ったものの……






絶叫系苦手だぁ……。


先輩はなんか平気そう…。


でも


嫌なんて言えないよ。


先輩嬉しそうだし。




長い時間をかけ私と先輩は向かう。



「愛ちゃん眠い?俺の肩使ってよ。」


「は、はい。お邪魔します。」


私が言うと先輩は笑う。


電車の中、私は先輩の肩に寄りかかる。



すると


「おやすみ。」


先輩は優しく私の頭を撫でる。


先輩っ……



気がついたら安心して寝てた。


先輩とのドキドキの旅行の始まり……。


どうなっちゃうんだろ……。



先輩とずっと二人きりかぁ。


やばいです………