「じ、じゃあ行こうか。」


「あ、先輩っ…」


行こうとする先輩を私は止める。


そういえば言ってない…


カナヅチだって事……。


「……ん?」


先輩は私を見る。


「あ、あの私…」


言わなきゃ…


「お、泳げないんです……」


私は先輩に言う。


泳げないのに海に来たなんて…


先輩は


どう思うかな……。



「……教えてあげるよ。」


先輩が笑って私に言う。


……え……


「先輩…」


「俺は泳げないとか気にしないよ?あ、後でビーチバレーとスイカ割りもしようか。」



「は、はい!!」



先輩〜。



カレンダーには先輩の名前ばっかりなんだ。


先輩が大好きだから


一緒にいるだけで私は幸せだよ。


こうして時間は過ぎて行く。


そして


ドキドキ最大のイベントがやってきた………。