「萌花おはよー」


「おはよ。今日もご機嫌だね」


「ご機嫌だよ?」


「本当に単純」


橋爪萌花は

私の恋愛事情を知っている唯一の友達。


萌花は勘が鋭いから

私が何も言わなくてもすぐに気づいた。


それでもって、

人気者を取り合うなんていう

ドロドロしたものには全くならなかった。


というか、萌花彼氏いるしね。