霜月有栖の秘密

コンッコンッ
「有栖ちゃん。僕だよ!巴衛だよ!
一年前は、いきなり押し倒してごめんね。
有栖ちゃんに、会って謝りたいんだ!!
本当にごめんね。だから、ドアを開けて!
ね? お願い!
でも、僕は、まだ有栖ちゃんの事が好きだよ!
でも、有栖ちゃんが嫌がったり怖がらせたりしないようにするから、だから、開けて!」
と、巴衛。

ガチャッ
私は、思いきってドアを開けた。

「いいよ。 入って。」
私は、部屋の中に巴衛を入れた。


「有栖ちゃん…。良かった!開けてくれた。
久しぶりだね。有栖ちゃん。元気だった?」
と、巴衛。