霜月有栖の秘密

「ええ。いいわね。」
と、お母さん。


そして、夕方。

ピンポーン
ピンポーン

「はーい。いらっしゃい。巴衛くん。
今日から有栖をよろしくね。」
と、お母さん。

「はい…。お久しぶりです。よろしくお願いします。」
と、巴衛。

私には、巴衛とは、嫌な思い出がある。
それは、1年前に、巴衛が、私を、好きで私が巴衛に押し倒された事があって、それが怖くてトラウマになってしまった事。