霜月有栖の秘密

「うん。わかったわ。」
と、有栖。

「有栖。お母さん達は、明日からまた、海外に、陰陽師の仕事で行かなくちゃならないの。だから、お母さんも、お父さんも有栖の事が心配だから、有栖のいとこの巴衛くんに夕方から、うちに来てもらって、有栖と暮せばいいのよー。ね、お父さん。」
と、お母さん。
「ああ。そうだな。巴衛くんなら、有栖と、同い年だし、有栖とは、子どもの頃は、仲良かったからなー。いいと思うよ。」
と、お父さん。

「わかったわ。」
と、有栖。


「有栖の部屋の隣が空いているから有栖の隣の部屋を、巴衛くんに使ってもらおうか。」
と、お父さん。