惚れやすいんです、あたし





涼介くんは下げていた腰を上げた。


「胡桃ちゃん達もこのツリー見に来たんですね。そんなに人気なの?」


「え?藤田さん知らないんですか?このツリー男女で見ると一生共に過ごせるっていう言い伝えがあるんですよっ。だからカップルだらけなんです」



……


……



「あ、れ?言っちゃダメなやつだった?」


「……胡桃」


「へ?あ、っと……ご、ごめん!!じゃああたし達行くねっ!優また学校でねーっ」



胡桃は重い空気にだけして去って行った。


……胡桃の奴。




「き、今日はあたしのワガママに付き合ってくれてありがとう。涼介くん帰ろうっ」



もう…やだぁ。恥ずかしすぎて消えちゃいたい…



「そんな言い伝え本当な訳ないのにな。女子って本当そういうの好きだよな」


「帰るか」涼介くんはそう言って歩き出した。



変に意識して、恥ずかしがってるのはあたしだけか……。なんだ…変に焦っちゃったじゃん。

逆に恥ずかしい。