そして次の日は恋人が楽しむ日。

クリスマスイブ。



「優からの別れようメッセージにも返信ないとか鼻くそは鼻くそだな、そんな男別れて正解」



イブは涼介くんと勉強です。


「鼻くそはもういいとして、涼介くんさよくイブの日にあたしの勉強受け入れたよね。まぢで彼女いないの?」


「いない。別にイブだからって恋人と過ごすって訳ではないだろ」


「ふーん、じゃあ今年のイブはあたしと過ごす事になるね」


ニヤっとして涼介くんを見た。


「お前勘違いすんなよ?
別に優と過ごしたいからって今日来たわけじゃないからな?」


……なっ、


そう言って涼介くんはあたしの頭を赤ペンで優しく叩いた。



「なっ、何言ってんの?!

全然違うし。勘違いしてるのはそっちだし!涼介くんまぢ自意識過剰すぎる」


あたしと過ごしたいから今日来たんでしょう〜。のニヤニヤじゃないし!


全く…。

変な汗が出る。