ーーガラッ
あたしは2人がいる保健室のドアを勢いよく開けた。
「え?!優?」
涼介くんはもちろん、みこっちゃんも目を大きく開けびっくりしている。
「みこっちゃん。
涼介くんを都合の良いように使わないでよ」
「宮本さん?」
眉間にシワを寄せ、不安そうな顔をしているみこっちゃん。
そんな表情をするみこっちゃんにあたしの何かがプチッと切れた。
「そもそもっ、ふ、2人が昔付き合ってたって…涼介くんただの教え子と教師の関係って言ってたじゃん!この嘘つき……っ!!!」
穴が開く勢いで涼介くんの顔に人差し指を向ける。
「ちょっと優、落ち着けって…」
「落ち着けれるわけないじゃん!
ひどいよみこっちゃん…自分勝手過ぎる…。昔好き同士で別れたかもしれないけど、昔好きだった相手がタイミングよく現れて旦那さんと上手くいってないからって涼介くんを使わないで!!」
叫んでる間の記憶なんてない。
ただ、思っていた事を全てぶつけた。
そしてあたしはそれを言い投げ、保健室から逃げるように出ていった。
「優……っ!」
後ろから涼介くんの声がしたけど、振り返れなかった。
だってあたし…
どうしよう、とんでもない事したかも…
みこっちゃんはフレンドリーだけど、先生なんだ。あんな態度……。
走りながら後悔と、涙が溢れたーー。

