惚れやすいんです、あたし







次の日あたしは胡桃に坂本くんとのデート報告と、涼介くんの話しをした。



「坂本くんとは何も無かったのね」


「うん。本当普通に映画観て……いや、待ってあったわ!涙拭ってくれた!」


「な、何その胸キュン行動!坂本くん大人しそうに見えて意外とやるねぇ」




今思えばとてつもなく恥ずかしかった…

あんなにも号泣して…




「で、みこっちゃんと藤田先生を見かけて機嫌が何故か落ち込んだ優に坂本くんが「藤田先生のことどう思ってるのか?」的な事を聞かれ、変な空気にさせて逃げてしまったわけね」


「はい…」



今日坂本くんとは一言を話していない。

もうお昼なのに…

デートのお礼しなきゃいけないのと逃げてしまった事謝らないとな。




「でもさ、坂本くんの言ってる事正しいと思うけどな」


「え?どう言う事?」


「優はさ、藤田先生に…みこっちゃんとは付き合ってないって聞いてどう感じた?」




どうって…



「……ホッとした」


「それがもし、みこっちゃんと付き合ってるって聞かされてたらって考えてみて」




みこっちゃんと涼介くんが付き合ってる…

一緒にデートして、笑いあって、手繋いで……頭ポンポンとかされて……キス…とかも……




「ヤダ…っ、かも…」



鬼鬼とか言ってたけど涼介くんは優しいし、頭撫でてくれるのも嬉しいし、そんな事を他の女の人にとしてるって考えると胸が痛くなる。