惚れやすいんです、あたし




坂本くんとのデートの帰り道は物凄く静かで、もちろんそうさせてるのもあたしのせいっていうのも分かっている。






「宮本さん、今日はありがとう。宮本さんと2人でデートできるなんて嬉しかった」




そんな沈黙を破ったのは坂本くんだった。



「ううん…こちらこそありがとう。最後…いや、今もだけど変な空気にしてしまってごめんなさい」


「そんな…気にしなくていいよ」


「……うん」



そんな話しをしているうちにあたしの家に着いてしまった。








「送ってくれてありがとう」


「いいんだ。じゃあ…また学校でね」




手を振り、見送ろうとしたら坂本くんは足を止め再びこちらに向かってきた。



「ど、どうしたの?」


「……宮本さんさ、藤田先生の事どう思ってる?」


「え、急にどうしたの?」



さっき、ショッピングモール内で見かけたのが関係したりする?



「本当にただの先生?」


「坂本くん…なに言ってるの。涼介くんはただの家庭教師の先生だよ?」



そんな怖い顔しなくても…