惚れやすいんです、あたし






玄関先で涼介くんを見送る。




「じゃ涼介くんまた学校でね」


「おう。あ、優」


「なに?」


「前髪、俺そっちのが全然いいわ」



そう言ってあたしの前髪を指差す。



「……え…」


「じゃあな」



ニコッ と微笑む涼介くん。







あれ…、


なんか痛い…

苦しい。







ゆっくりと去ってく涼介くんの後ろ姿。