惚れやすいんです、あたし







その日の涼介くんの勉強は妙に静かだった。



「優、やっぱ熱あるんじゃないの?」



またおでこに触れようとしてきたから、パッと涼介くんから離れた。



「別にないよ、だるくないし」


「なぁ、怒ってんの?」


「別に怒ってないよ。……てかさ、みこっちゃんと仲良いんだね。知らなかった」


「うん……まぁ、元々俺が在学してた時から美琴先生保険の先生してたからな」


「あ、そうなんだ」



…元々知り合いだったのか。



何だろ…



「みこっちゃんの事口説いてんのかと思ったし。ま、みこっちゃんレベルの美人涼介くんには落とせないか!はははは」



急にホッとしてしまった。






「ふ、急に元気になってるし」


「は?元々元気だし。何言ってんの涼介くん」



いや、自分でも分かる。

明らかに元気になったし、先程のモヤモヤした変な感情はどっかにいってしまった。