しかも、前髪……気づいてくれなかったし。
とか。…はぁ……。
あたしは涼介くんに何を求めてるんだか。
「藤田せーんせっ!」
「ちょ、胡桃もう行こうよ」
胡桃が涼介くんとみこっちゃんの元へ行く。
「何してんだよ、移動教室だろ?遅刻するぞ」
「先生達こそ何仲良く話してるんですか?」
もう…胡桃ったら。ズカズカと聞くんだから。
「ごめんね、涼介くん。みこっちゃん。もう…胡桃早く行くよ」
あたしは胡桃の腕を引き、引っ張る。
「涼介……くんて、呼ぶの?宮本さん」
そう、後ろでみこっちゃんが言ってる事に聞こえなかった。

