「ゆーう。移動教室いこーっ」
移動教室の時間。
あたしは胡桃と一緒に教室を出る。
「あれ?藤田先生とみこっちゃんだ」
みこっちゃんとは、あたしの高校保険室の先生。
美琴先生だけど皆んなあだ名で呼んでいる。
保険室の前で涼介くんとみこっちゃんが2人で話している。
「なんか凄い絵になる2人だね〜」
確かに…
みこっちゃんは凄い美人だし、涼介くんもかっこいい。間違いなく美男美女だ。
「……ふん」
「ん?優なんて?」
「ううん、何でもない」
みこっちゃんがいくら美人だからってあんなヘラヘラして話しちゃって。
なんか無性に腹が立つ。

