惚れやすいんです、あたし





「宮本さんは魅力的な人だよ。こんな僕と話してくれたり一緒に帰ってくれたり…宮本さんこそ優しい人だ。だから恋愛しないなんて言わないでよ」



そう言ってまた真っ赤に染まる頬。



「何でよ、だってもう疲れたんだもん」


「……ぼ、僕は…っ」


「ん?」


「……いや、何でもない」



そう言って再び歩き出した坂本くん。








「あ….、あたし家もうそこなんだ。またね、坂本くん!」




あたしはそう言って家に駆け込んだ。













「……っ、はぁっ…」



妙にうるさい心臓の鼓動。




何で坂本くんが、恋愛しないなんて言わないでよ。なんて言うの?


僕はーー。の後は何て言おうとしたの?




何となく想像してる事だったら………あたしはどうするんだろう。