惚れやすいんです、あたし





「……」


「……さ、坂本くん何照れてんの!」



沈黙が気まずくて坂本くんの腕をそう言って叩いた。



「て、照れてないよ!」


「ふふふっ」



坂本くんはイジりがいがあるな。






「そういえば坂本くん彼女とかいないの?」


「か…っ、そ、そんな相手いないですよ。僕なんか好きになってくれる人いません」



かぁーっと赤くなる頬。



「僕なんかって…。坂本くんは優しいし、きっと好きになってくれる人はいるよ。そんな風に思わなくてもいい!」


「……そうかな」


「うん!」




こんないい人いないよ。

坂本くんが彼氏だったら、連絡もマメにしてくれそうだし、デートも毎週してくれそう。


髪型変えたら いいねって褒めてくれそう。