そして授業が始まる5分前。
あたしがお手洗いから丁度出た時だった。
「イケメンじゃなくて悪かったな」
ハンカチで洗った手を拭いて出てきたら目の前を丁度涼介くんが通りかかった。
「鬼バカ涼介くんめ」
「え?優、怒ってるの?」
「当たり前じゃん!!何で教育実習の事教えてくれなかったのよ!!おかげで教室ですっごいびっくりしたじゃんか!!!」
バシッと涼介くんの腕を叩いた。
「お前な、俺一応ここでは先生だぞ?ま、家でもだけどな」
「先生ぶるな」
「はいはい、んな怒んなって。優に黙ってたのはサプライズだったんだよ。分かる?」
「……サプライズすぎましたねほんと。」
「あんなにビックリするとはな!はははっ、思い出すだけでもすげー笑える」
「う、うるさい…っ」
恥ずかしくなり、顔が熱くなるのが分かった。

