9月になり、また大学に通う日々が続く。

久しぶりに講義室で一緒になった優太。


「久しぶりじゃん、優太」

「あー、うん。元気?」


元気って聞く優太の様子が少し変で、元気がないような気がした。


「優太、今日これで終わり?」

「だね」

「じゃ、飲みいかね?」

「んー、あんま気分じゃナイ」

「だから飲むんだろ?」


仕方ないなぁって顔でうなずく優太。

だってコイツなんか今までになく元気がないから心配になったんだ。