「思ってたよりすごい所に来ちゃったね…」 と、塩海くんは苦笑いしている。 同じように私も苦笑いで返す。 そして、配属先である゛関東製造センター”の近くまで行くというバスに二人で乗り込む。 私たち以外にお客さんは、年配の女性一人だけ。 荷物も多かったので、塩海くんとは通路を挟んで座る。