お店の外に出て、同じ方向の人と一緒にタクシーで帰ることになった。



幸か不幸か、私はかなり酔った葉山主任と二人だけ同じ方向らしい。



塩海くんは他の部門の先輩に介抱されながらタクシーに乗っている。



私は他の社員を見送ってから最後に葉山主任と二人でタクシーに乗り込む。






タクシーは15分程走った所で、



この田舎町には不似合いな、



グレーのお洒落な5階建てのマンションの前で停まった。





かなり酔っているようだったので心配になり、



葉山主任と一緒にタクシーを降りる。