とにかく頑張って、
イケメン!!
と叫びたい気持ちを抑え、再び自分の席に戻り、書類に目を通す。
葉山主任のデスクは私の右斜め前にあるので、
嫌でもパソコンとにらめっこする姿が視界に入ってくる。
おかげで全く書類の内容が頭に入ってこない。
すると突然、
「紅松さん、聞いてた以上に小柄だね。
作業着ブカブカじゃん」
と少し笑いながら話しかけられた。
突然のことだったので、驚いて数秒方針状態になったが、
すぐに
「これでも見た目よりは力あるんですよ!」
と笑顔で返した。
こんなちょっとした会話だけで舞い上がれる私はきっと今、かなり幸せ者です…!!!
